FMV-S8470 と FMV-S8380 に、メモリ8GBをインストールする
富士通製ノートPC、FMV-S8470 を入手しました。
- 2008年10月発売。
- チップセットはGM45 Express
入手時はメモリが2GBしかインストールされていなくて動作に不満があったので、増設を行う事にしました。
RamDiskのためにメモリは積めるだけ積む主義の私としては、当然搭載可能な最大メモリを購入します。
FMV-S8470のメーカーサイト だと、搭載可能メモリは「最大4GB」と記述されています。
2008年第4四半期発売の製品としては、随分少ないな。
もっと載るだろうというのが感想でした。
目次
GM45 Express に搭載可能な最大メモリは8GB
GM45 Express の Intelサイト で確認すると、最大メモリーサイズは 8GB となっています。
しかし既に述べた様に、富士通のサイトでは該当機種の最大搭載可能メモリーは4GBと表示されています。
BIOSで4GBに制限されている可能性もありますが、今までの経験上そういうケースに出合った事は無いので、最大搭載メモリーは8GBと信じて購入する事にしました。
CFDが販売するデュアルチャンネル動作テスト済みの「W3N1600Q-4G」です。
4GB * 2個 の合計8GBです。
CFDメモリはブリスターパッケージが「パカッ」と開くので、綺麗に開ける事ができて良いですね。
電源を入れ、BIOSに入ってみると
無事8192MB認識です。
予想通りとはいえ、こういう瞬間は嬉しいものです。
一応該当メモリ「W3N1600Q-4G」のSPDを
私が購入した時は、上記通常電圧版(1.5V)の「W3N1600Q-4G」しかありませんでした。
その後下記低電圧版(1.35V)の「W3N1600Q-L4G」発売されました。
電圧が1.5Vから1.35Vに下がった事により、わずかながら発熱の低下とバッテリーの持ちが増える事が期待できるでしょう。
FMV-S8380 にもメモリ8GB搭載可能
その後、FMV-S8380 も入手しました。
- 2009年発売
- チップセットは同じくGM45 Express
こちらも FMV-S8380のメーカーサイト では最大搭載可能メモリーは4GBとなっていますが、上述の合計8GBメモリをインストールしたところ当たり前の様に認識しました。
よってこのマシン用にもメモリ8GBを購入する事にしました。
メモリの相性問題対策のためには複数の種類を保持しておいた方が良いと思うので、上述のCFDメモリとは別のメモリを購入する事に。
Transcend の「JM1600KSN-8GK」です。
4GB * 2個 の合計8GBです。
図をご覧いただければ分かる様に、CFDと違いブリスターパッケージを破壊しないと取り出す事ができません。
でも未開封が保証されているわけですから、人によってはこちらが良いかもしれませんね。
この「JM1600KSN-8GK」のSPDも調べてみました。
W3N1600Q-4G と全く同じタイミングテーブル、スペックですね。
最大8GB載るのに、 富士通のサイトには「最大4GB」と記述してある理由
これらの結果が示す様に、BIOSレベルできちんと8GB認識しているわけですから、問題無く8GBで安定稼動します。
では何故富士通のサイトでは「4GBまで」となっているのでしょうか?
考えられる理由としては、FMV-S8470が発売された時期である2008年10月頃には、4GBのSO-DIMMモジュールがまだ流通していなかったのではないでしょうか。
デスクトップPC用の4GBモジュールが市場に出回り出したのが、2008年後半になってからと記憶しています。
ノート用のSO-DIMMとなると、当然それより相当遅れての発売となるはずです。
というわけで、まだ4GBメモリが流通していなかったと思われます。
流通していない以上は認識するかどうかのテストも出来ません。
ひょっとしたら既に流通していたかもしれませんが、富士通のラボラトリーにはまだ用意されていなかった可能性もあります。
「大手だとそういったデバイス・設備は発売と同時に用意してあるだろう」と一般的には思われがちですが、意外とそうでもなかったりしますしね。
もう少し月日が経った2009年10月に発売されたNFシリーズだと、同じGM45 Express搭載にもかかわらず、最大メモリ8GBと明記されています。
この時期になると4GBのSO-DIMMモジュールが流通しだしてから十分な日にちが経っているので用意する事ができ、動作検証が可能になったのだと思われます。
また、発売当時はメモリ4GBもあれば十分という風潮だったというのも加わっているかもしれません。
「4GBあれば十分だから8GBのテストする必要もないな」といった流れです。
実際はWindowsVistaで仮想メモリを切って運用するとメモリ4GBでは不足するケースも多々あったので、私はデスクトップでは2GB * 4 = 8GB搭載していました。
GM45 Express チップセットでのDDR3スピードは、1066まで
最初に貼った GM45 Express サイト によると、DDR3の動作スピードは 800 / 1066 となっています。
ですのでせっかくDDR3-1600 をインストールしても、1066での動作となってしまいます。
動作周波数が、533Mhz(=DDR3-1066)での動作となっています。
BIOS内にメモリスピードの設定項目はありません。
DDR3 をインストールしているのに、Memtest86+ V5.01 での表示は「DDR2」となっています。
FMV-S8380 のCinebench R15のベンチ結果
今回メモリ8GBをインストールしたマシン、
FMV-S8380(Core 2 Duo P8700[2.53GHz] )
で、Windows エクスペリエンス インデックス を測定しました。
デュアルチャンネルの割にはメモリのスコアがいまひとつなのは、動作周波数が低いからでしょう。
そしてCinebench R15でのベンチ結果はこのようになりました。
メモリ8GB認識しないのは、メモリチップ数が関係
2015年8月3日にwoodworksさんから、ご所有のFMV-S8380にて4GBモジュールをインストールした場合、電源ONしても起動しないとの貴重な情報をコメントでいただきました。
そしてその後も貴重な体験に基づく情報をいただきました。
その結果どうやら「片面4枚で両面8枚」の4GBメモリモジュールだと、電源ONにしても起動しないという結論に行き着いたのです。
私が8GB認識したケースでは全て、片面8枚で両面16枚のメモリを使用していました。
しかしwoodworksさんの認識しなかったケースでは、片面4枚で両面8枚のメモリが使用されていたのです。
そして私もこの度下記の、片面4枚で両面8枚の4GBメモリを入手し、インストールしてみましたが、見事起動しませんでした。
結論としては、片面8枚で両面16枚のメモリを入手する事です。
チップセットが認識できる1枚あたりの最大容量に原因があった
2016年1月3日に、匿名さんより貴重な情報をいただきました。
Mobile Intel 4 Series Express Chipset Familyのデータシート(リンク切れの場合は"GM45 Express Datasheet"等で検索すればヒットすると思います)の GM45 Expressの項目、ページ数でいうと14ページに
「256-Mb, 512-Mb, 1-Gb, and 2-Gb memory technologies supported」
と記述されているのです。
つまりサポートされているメモリチップの容量は
- 256Mbit (32Mバイト)
- 512Mbit (64Mバイト)
- 1Gbit (128Mバイト)
- 2Gbit (256Mバイト)
のいずれかという事になります。
4Gbit(512Mバイト)のメモリチップはサポートされないのです。
そして「片面4枚で両面8枚」の4GBメモリは、1枚あたりの容量が512Mバイトという事になりますので、まさにこの条件に当てはまります。
ですので起動しなかったわけです。
確かDDR以前のSDR時代に、次の様な経験をした事があります。
チップセットが認識できる最大メモリチップが16MBのマザーボードに、両面で8枚チップの256MBメモリをインストールしたところ、128MBしか認識されなかったのです。
16MB * 8 = 128MB ですので、128MBしか認識されなかったわけです。
その後、両面16枚のメモリを購入したところ、無事256MB認識しました。
今回のケースでは、半分だけでも認識してくれるどころか、全く起動しなかったわけです。
チップセットの詳細なデータシートPDFは、見ていませんでした。
匿名さん、ありがとうございました。
最近の4GBメモリは「片面4枚で両面8枚」に切り替わった
2015年末に、知人のFMV-S8380のメモリを8GBに増設しようと、片面8枚で両面16枚の4GBのメモリを探していました。
ところがほぼ全て「片面4枚で両面8枚」の物ばかりでした。
そして匿名さんからのコメントにもありますが、最新のメモリモジュールは4Gbitチップが使用されることが多いのです。
実際私もショップに
「片面8枚ですか?」
と問い合わせたところ、全部片面4枚のものばかりでした。
なので片面8枚が欲しい場合は、ヤフオクが有効な入手手段でしょう。
新品の場合は、
http://www.1-s.jp/products/detail/130880
が、片面8枚で両面16枚とうたっています。
自分も、メモリ増量は考えた事がありますが、メーカーサポートに問い合わせると故障の原因になるかもしれませんと止められました。
機種は F/G60N、チップセットは HM55 Expressです。
OSがWindows7 32bitなので8GB積んでもと思ってましたが、余った4GBをRAMディスクにしたら使えるなと考えたからです。
この記事の最初の公開日が 2013年07月09日となってますが、8GBに積み替えてから不調などはどうでしょうか?
かわさん、2度目のコメントありがとうございます。
メーカーとしてはクレームがあった時のために、どうしても保守的なコメントをせざるを得ないと思います。
ですのでメモリ増設も勧めないのだと思われます。
現在も8GBで常用していますが、何の不具合もありませんよ。
メモリが駄目だと必ずOSが壊れてゆきますが、その様な事は起こっておりません。
「BIOSレベルで認識されているのなら問題無い」と、私は思っています。
F/G60Nに搭載されているCPUは、i3-330Mですね。
これは「第2世代Core i」シリーズです。
よって搭載可能メモリはCPUで決まります。
i3-330Mのインテルサイトで確認すると、最大8GBとなっています。
http://ark.intel.com/ja/products/47663/Intel-Core-i3-330M-Processor-3M-Cache-2_13-GHz
また、上記サイトではメモリの最大動作スピードはDDR3-1066となっていますが、多分DDR3-1600で動作すると思われるので、DDR3-1600の購入をお勧めします。
これらについては
「LIFEBOOK E741/C にメモリ16GBをインストールする」
という記事で詳しく記述していますので、よろしければそちらもご覧になってくださいませ。
http://comp-lab.net/install-16gb-memory-to-lifebook-e741c
是非8GBにチャレンジなさってくださいませ。
2度目の回答ありがとうございました。
そうですか、未だに不調ではないのですね。
紹介されたリンク先を拝見しました。
>そして第2世代Core i は、メモリコントローラーがチップセットではなく、CPUに内蔵されています。
>よって、最大搭載可能メモリを調べるには、CPUのスペックシートを見る必要があります。
とても、参考になりました。
ありがとうございます。
かわさんへ。
リンク先もご覧いただき、ありがとうございます。
是非またお越しくださいませ。
こちらの記事を読み自分もやってみましたが起動しませんでした。
機種はFMV-S8380とS8390です。
CPUはどちらもCore 2 Duo P8700なのでチップセットはGM45 Expressのはずなのですが・・・
使ったメモリはCFD Elixir W3N1600Q-L4G(低電圧版)とA-DATA AD3S1600W4G11-R(通常電圧版)です。
1枚差しでスロットを入れ替えたりCMOSクリアをしてみたりといろいろやってみましたが駄目でした。
何かやり方に問題でもあるのでしょうか?
woodworks さん、コメントありがとうございます。
当記事中の「FMV-S8380 にもメモリ8GB搭載可能」という見出しの部分に、私の所有するS8380のBIOS INFO画面のショットをアップしました。
BIOS Version は 1.30 となっています。
当方の環境では、同画像中の様に8192MB認識されています。
もっとも下記S8380のダウンロードサイトから確認するに更新されたBIOSが存在しないので、どなたのS8380も同じ 1.30のはずです。
http://www.fmworld.net/biz/fmv/support/download/2009_1/lifebook/
woodworksさんの環境だと、2台のマシン・4個のメモリスロット・2種類のメモリが存在していて、考えうる組み合わせ総当りでトライしても駄目となると厳しいですね。
愚問ですが4GB未満のモジュール(2GBや1GB)だと無事起動しますよね?
私の環境では特別な事をせずとも、S8470とS8380で 8GB認識されました。
CMOSクリア後、駄目もとで Load Setup Defaults を行ってみる位しか思い浮かびません。
申し訳ございません。
ご回答ありがとうございます。
当方所有の2台はいずれもBIOS Versionが違っております。
S8380が型名:FMVNS9KC/BIOS ver.1.22(2009/03/30)でS8390が型名:FMVNS1CER/BIOS ver.1.31(2009/09/09)です。
もちろん標準メモリ(PC3-8500)では問題なく起動します。
CMOSクリア後Load Setup Defaultsをやってみましたが駄目でした。
何故なんでしょうね^^;
近日中にFMV-MG/D70のマザーが手元に届きます。
これもチップセットはGM45 Expressなので組み上がったらもう一度トライしてみようと思ってます。
結果はまたご報告させていただきますね。
woodworksさん、詳しい情報ありがとうございます。
本記事の末尾に「メモリ8GB認識するFMV-S8380の詳細」という見出しで追記しましたので、是非ご一読くださいませ。
ご所有のS8380のBIOS Ver.が 1.22(2009/03/30) との事で、多分「2009年4月ロット(先発)」だと思われます。
これが私の所有するS8380との決定的な差でしょうね。
これが原因とすれば、都市伝説と(私が勝手に)思っていた「BIOSで4GBに制限されている」を目の当たりにした気分です。
FUJITSUが、Ver. 1.30をダウンロード可能にしてくれれば解決しそうなのですが^^;
近日中に、FMV-BIBLO MG/D70 が届くんですね。
http://www.fmworld.net/fmv/pcpm0904/biblo_loox/mg/method/index.html
是非結果が知りたいので、ご都合のよろしい時にご報告いただければと思います。
楽しみにしております^^)/
検証結果をご報告します。
今回検証に使ったのはFMV BIBLO MG/C77とMG/D70の2台。
BIOS Versionは
MG/C77 : 1.20(2009/02/16)
MG/D70 : 1.22(2009/03/30)
です。
今回の2台はBIBLOでしたのでちょっと期待してたんですけど起動しませんでした。
その状況ですが、電源を入れると一瞬ドライブが動く音がしますがファンは回らず画面表示も無しでビープ音もしません。
その後電源ボタン右側にある3つのインジケーターランプの右端が点滅します。
しばらくそのままにしておいても何の変化もなく無反応の状態なんです。
なので強制終了させる事になるワケですが・・・^^;
とまぁ残念な結果でした。
使用したメモリはそれぞれ初期不良として一度交換してもらってますから不良や相性などは考えられません。
やはりBIOSで制限されてるんでしょうね。
以上、結果のご報告でした。
FMV-BIBLO MG/C77
FMV-BIBLO MG/D70
でも駄目でしたか。
http://plaza.rakuten.co.jp/motul/diary/201109270000/
こちらのサイトの方とかは、FMV-S8470で無事8GB認識されています。
でもwoodworksさんの場合は4台のマシン全てで駄目だったんですね。
やはりBIOSで制限されているんでしょうね。
>電源を入れると一瞬ドライブが動く音がしますがファンは回らず画面表示も無しでビープ音もしません。
>その後電源ボタン右側にある3つのインジケーターランプの右端が点滅します。
私の所有する「4GB * 2 = 8GB認識するFMV-S8380」に、8GBモジュール「W3N1600PS-L8G」を1枚インストールしてみたところ全く同様の振る舞いが行われました。
一瞬HDDのアクセスランプが動作し光学ドライブも動く音がしますが、その後はその通りです。
これらの事から、1枚当たりで認識できる最大GBを超えたメモリをインストールした場合にその様な振る舞いが起こるのでしょうね。
・woodworksさんの場合は、1枚当たり最大2GB認識だから4GBモジュールをインストールするとそうなる。
・私の場合は、1枚当たり最大4GB認識だから8GBモジュールをインストールするとそうなる。
この度は大変貴重な人柱のご報告をありがとうございましたm(_ _)m
後日記事を追記する際に引用させていただきます。
再度検証してみたのでご報告いたします。
前回検証に使った4台の内、3台は手放してしまったのでBIBLO-MG/D70での検証です。
結果は4GBx2(8GB)で動作確認出来ました。
今回は新たにRamMax DDR3-1333 4GBx2を入手して検証しております。
前回の物との違いは下位である事とチップの数です。
この内、チップの数で相性問題が発生してる可能性があるので再検証した次第であります。
自分なりに色々と調べてみたところ「チップの数で相性問題が出る」と言う記述を見つけました。
こちらで使用されたメモリはいずれも片面8枚チップで当方のメモリは片面4枚チップでしたから可能性はあるなと思い片面8枚チップの4GBメモリを入手し検証した訳です。
念のためCore i5搭載のBIBLO-MG/G75でも確認してますが、片面4枚チップの4GBメモリではBIOSは起動するもののOSは起動出来ませんでした。
しかし片面4枚チップの2GBメモリでは問題なく起動するので他にも要因があるのかもしれません。
前回の検証で起動出来なかった機種も今回使用したメモリなら起動するのではと推測出来ます。
不確定ではありますがBIOSで制限されている訳ではなかったようですね^^;
最後に、これまで検証に使ったPCは全てジャンク品を整備して再生したPCである事を付け加えてご報告いたします。
woodworks さん
済みません。
忙殺中でして、返信できません。
5連休なら時間たっぷりありますので、その時にでも返信させていただきます。
ご報告大変嬉しいです。
WWWをさまよって、ようやくここにたどり着きました。
私のパソコンも認識しないようです。
S-8390でして、FMVNS1CGです。2台ありまして両方ともシャーシ底に 2010-03 と記したシールがありますので2010年3月頃に製造されたものであると思います。
CPUはP8700、ChipsetはGM45Expressです。
2台とも、Biosは、Phenix Versionは、1.31(2009/09/09)で、Windows7 32bit がプリインストールされていた中古品を入手しました。
今は、Windows10ですが 32bitですし、現在の4GBメモリでよいのですが、1台のみp.a.e対応のカーネルも置いてあってそちらで起動させる時に有効ならそれでもと思い立ちました。現在のメモリはMicron PC3-10600 2GB 2枚挿しです。
試したメモリは低電圧用で、1Rx8のW3N1600Q-L4Gの2枚セットです。
まず、デュアルOSの方の器械に挿してみました。
電源ボタンを押すとODDやHDDにちょっとアクセスしかけますがすぐ停まってファンも回らずスクロールロックインジケータがいつまでも点滅し続けます。
そのまま10分程待ってみましたがどうにも進展せずしびれを切らして電源ボタン長押しで切りました。なお、モニタには何も表示されず黒画面のまま経過しました。
4GBX2の二枚挿しテストでしたので入れ替えてみたり片方のスロットだけ使用(交互にテスト)してみたりしましたが、同じ結果でした。
もう1台の同型機も同じ症状でした。
しばらく考えてからスロットをよく見てみれば 1.5V Standard と彫りが入っていました。
器械の方が1.35V出力に対応していないのか、それとも単なるメモリと器械の相性が悪かっただけなのか検証できていません。
何か、解決に向けての情報がありましたら、お教えください。よろしくお願い致します。
kochibiさん、コメントありがとうございます。
GM45Expressチップセットマシンにメモリ8GBをインストールしても起動しない問題については、今年はじめに完全解決し、そして記事を更新しています。
よってこの記事の最終更新日が、2016年1月4日になっているのです。
記事の後半を読んでいただけるとご確認できますので、再読なさってくださいませ。
GM45Expressチップセットマシンに、片面4枚(両面8枚)の4GBモジュールをインストールしても起動しないのです。
その時の挙動としては、kochibiさんも体験なさっている
「光学ドライブに一瞬アクセスするがすぐ止まり、スクロールロックLEDが点滅し放しになる」
というものです。
両面8枚という事は、1枚辺り512MB(4Gビット)という事になります。
そしてGM45Expressチップセットが認識できる1枚のチップの最大容量は、256MB(2Gビット)なのです。
ですので両面8枚だと起動しないのです。
そして最近のノート用DDR3 4GBモジュールは、私が知る限り全て片面4枚チップに移行しています。
片面8枚のモジュールはもう生産されていないのではないでしょうか?
チップ1枚の大容量化は常に進化しているので、これは当然の成り行きですね。
部品点数が少ない方がコストカットできるでしょうし。
片面8枚モジュールの入手手段としては、ヤフオクに限られてくるのではないでしょうか。
一応「片面8枚」とうたってある新品は
http://www.1-s.jp/products/detail/130880
が確認できましたが、2倍近い金額ですし。
何かご不明な点がございましたら、またご連絡くださいませ
^^)/
web管理者様
記事の後半の追記されたところをよく読んでおりませんでした。
レスにお手数お掛けし申し訳ありません。
なるほど…、はっきり原因がわかりました。ありがとうございました。
時代の流れにちょっと逆らって数年前の機種を使いやすくアレンジするのには難しい事例もあるのですね!ま、そんなところが結構勉強になります!
探してみたら片面に8チップみられるものがTenscendにもありましたが、両面で何個あるのか調べてみます。
http://jp.transcend-info.com/Products/No-441
kochibiさん
古いマシンをアップグレードする際には色々制約がありますが、おっしゃる通り色々学ぶ事ができますね。
当たり前の様に4GbitのDRAMチップを認識する Core iシリーズだと、今回の事を知る事はなかったですし。
温故知新に近いものがあります。
片面8枚(両面16枚)の物は、まだ結構ありそうですね。
無事8GB化が完了したら、また是非いらしてくださいませ
^^
通りすがりです。
以下のデータシート記載にあるように、搭載メモリチップに制約があるのではないでしょうか。
http://www.intel.com/Assets/PDF/datasheet/320122.pdf
・256-Mb, 512-Mb, 1-Gb, and 2-Gb memory technologies supported
最新のメモリモジュールは、4-Gbチップが使用されることが多いです。
はい、片面4枚(両面8枚)だと起動しないというのが何となく判明したのですが、放置していました。
そして何より GM45 Express が認識できるメモリチップの最大容量が不明だったのです。
しかし教えていただいたpdfに、認識できる最大容量が256MBと明記されていたので、これで確信となりました。
ページ後半を更新しました。
匿名さん、貴重な情報を教えていただき、ありがとうございました。
web管理者様
TranscendのSO-DIMMは, S-8390での認識に問題なしでした。
TS512MSK64W6N(2Rx8, 4GB, 1600Mhz, 1.35V用)の二枚構成でFreeMemory:7592108kBが得られました。
報告申し上げます。
ただし….
使ったメモリは新品だったので、中古で購入した本体よりも千数百円高かったです。
Yahari Auction! で中古品でも探した方がよかったかもです。^^)
kochibiさん
おお、とうとう8GB完成ですか。
TS512MSK64W6N は、低電圧だしDDR3-1600だし、中古本体より値段が高くなりましたが良い買い物をされましたね。
(ただしGM45ExpressではDDR3-1066での動作になりますが^^)
FMV-S83**シリーズは、コンパクトだし2kgを切る軽さだし、私はとても気に入っています。
SSD + 8GBメモリなら、十分常用に耐えうるのでまだまだ使うつもりです。
この度は色々とコメントいただき、ありがとうございました
^^)
『最大8GB載るのに、 富士通のサイトには「最大4GB」と記述してある理由』ですが、単純にOSの問題です。
S8470 も S8380も、メーカープリインストールOSは32bit版で、64bit版はなく、64bit版用のドライバーも提供されていません。
32bit版OSから4GBを超えるメモリ領域は使えない(載せても無意味)ので「最大4GB」なのです。
と、ここまでは分かっているのですが、WEB管理者さんはもしかして64bit化してらっしゃるのでしょうか。(S3890の64bit化情報を探していて辿り着きました)
Garudaさん、コメントありがとうございます。
富士通サイトで「最大4GB」と表記してあるのは「OSで認識可能な容量」ではなく「BIOSレベルでの認識」という解釈が妥当だと思われます。
32ビットWindowsの問題ならば「最大3.2GB程度」といった、認識可能な容量で表記されるはずです。
その根拠としては こちら のページに
「4GB搭載時でも、OSの画面上表示にかかわらず、OSが使用可能な領域は最大約3GBになります」
という注釈がございます。
当方はWindows7 64bitをインストールしています。
ドライバは富士通サイト提供のものではなく、各チップメーカーが提供しているリファレンスドライバを使えば大丈夫です。
リファレンスドライバの方が、富士通サイトで提供している物よりも新しいというメリットもありますし。
>当方はWindows7 64bitをインストールしています。
>ドライバは富士通サイト提供のものではなく、各チップメーカーが提供し>ているリファレンスドライバを使えば大丈夫です。
情報有難うございます。頑張ってみます。
>「BIOSレベルでの認識」という解釈が妥当だと思われます。
普通はそうかもしれませんが、富士通の場合はどうでしょうかね。
「今までに発表した製品 LIFEBOOK、FMV-LIFEBOOKシリーズ(2005年4月以降)」のU、S、Jシリーズを順に見ていくと、2010年6月版のS560/A迄が上限4GB、2011年1月のS560/B以降が上限8GBです。
で、OSのところを見ると、S560/A迄は32bit版のみ、S560/B以降になって初めて、Windows7の64bit版が選べるようになってます。
最大3.2GBをOSに認識させるには、物理的には4GBのメモリを積むしかないわけで、だから上限4GBなんじゃないでしょうか。
今までに発表した製品 LIFEBOOK、FMV-LIFEBOOKシリーズ(2005年4月以降)を見てみました。
>最大3.2GBをOSに認識させるには、物理的には4GBのメモリを積むしかないわけで、だから上限4GBなんじゃないでしょうか。
S560/A迄は32bit版のみで最大4GBで、S560/B以降は64bitも選べるようになると同時に最大8GBになっているので、確かにその解釈は非常に有力だと認識しました。
ただ S560/Bのスペックページ を見てみると下図の青で囲んだように、32bit版でも「最大8GB」となっているので、どうかなと少し思いました。
まあ何にせよ当ページは
「搭載可能な最大メモリは富士通サイトを見るのではなく、メモリコントローラのスペックを見ればOK」
という事が要論ですので、考察はあくまでオマケですね。
それでは64bit化頑張ってくださいませ
^^)/
a8390で試された方はいらっしゃいませんか?
FMV-A8390は、Core iシリーズが載っていますので、次の当サイトページがお役に立つと思います。
https://comp-lab.net/lifebook-u772e-memory-ssd-driver
わざわざ詳しいご返答ありがとうございました
2-Gbまでしか認識しないとのことでしたが手元のGM45expressのS8380は512MB×4枚の2GBメモリを1枚で認識します。2枚でも同様です。
512MB×8枚は認識しなかったです。
もしかしたらチップ数も関係しているんですかね
yykさん、はじめまして。
512MB * 4 = 2GBが認識したとのことで、少々驚いています。
あまり深く調べず考察すると、GM45 Expressチップセットがローンチされた頃は市場に512MBのメモリチップが搭載されたSO-DIMMがなく、最大で256MBなので保証は2-Gbまでとした。
しかし実は512MBも認識する、ただしおっしゃるようにメモリチップ枚数は4枚まで、なのかなと考えてみました。
なにはともあれ、貴重なご報告をありがとうございました。
しかし興味深いですね
512MB×4枚の2GBメモリを2枚挿してチップ8枚 計4GBの状態で認識します
512MB×8枚の4GBメモリを1枚挿してチップ8枚 計4GBは同じなのに認識しない
1スロットあたり512MBは4枚までということなんでしょう
なるほどです。
おっしゃる通り1スロットあたり512MBは4枚で間違いなさそうですね。