Windows7 全エディションインストールディスク作成

Windows7の全てのエディション(バージョン)を1枚のディスクでインストールできる様にする方法を紹介します。

2015年7月11日 お知らせ

記事内でディレクトリ階層を示す '¥'マークが抜けていた事に気付き、全文修正致しました。
また、半角のダブルクォーテーション「"」が、勝手に全角に変換されていたのも同時に修正致しました。
今年初頭にサイトをリニューアルしたのですが、その時の不具合及びミステイクでした。
今まで読んでくださった方々にはご迷惑をおかけし、申し訳ございません。

Windows7はVistaと違い、インストール時にエディションの選択ができない。

WindowsVistaは、インストール時にエディションを選択する事ができました。
この仕様のおかげで、複数のエディションを購入した場合でもインストールディスクは1枚のみ用意しておけば良いというメリットがありました。

ところがWindows7はエディション毎にディスクが違うため、購入したエディションのディスクを使用しないとインストールできなくなりました。
WindowxXP以前だとこれが当たり前だったのですが、Vistaでの便利な仕様を体験した後だと不便に感じてしまいますね。

ei.cfg を削除する事でオールエディションインストールを可能にする

調べていくとこの仕様の原因は、Windows7インストールディスクの Sourcesフォルダ内の "ei.cfg"というファイルにあるのが分かりました。
当方所有のWindows7Professionalの ei.cfgを見てみると、中身は下記の様なテキストファイルでした。

[EditionID]
Professional
[Channel]
Retail
[VL]
0

この様に、EditionIDがProfessionalと明示されているので、Professionalのみしかインストールできないのですね。

ですのでこのei.cfgを削除すれば、Vista同様インストール時にエディションの選択画面が出現します。

しかしただ単に削除してからDVDメディアに焼いただけではブートする事が出来ません。
それでは使用する事が出来ませんので、次にブート可能な手法を紹介します。

oscdimg.exe でブート可能なWindows7インストールメディアとする

oscdimg.exe の取り出し

これから紹介する方法は Microsoft謹製のツールを使用しますので、とても安心です。

ブート可能にするには oscdimg.exe を使用するので、下記の方法で用意しましょう。
Microsoftダウンロードセンターより、Windows7用のWindows自動インストールキット をダウンロードします。

ダウンロードした "KB3AIK_JA.iso" を

  • ライディングソフトで光学メディアに焼く
  • Virtual CloneDrive 等で仮想ドライブにマウント

上記のどちらかを行い、ルート直下にある StartCD.exe を実行します。
そして「Windows AIK セットアップ」をクリックして、Windows Automated Installation Kit をインストールします。
(インストールしたくない人には別の方法を後述します)

httpcomp-lab.nethow-to-make-windows7-all-edition-install-disc_02
デフォルトのままインストールすると、"C:¥Program Files¥Windows AIK¥Tools" の中のフォルダ群に、下記の3個のフォルダが確認できると思います。

  • amd64
  • ia64
  • x86

そして、それぞれのフォルダの中に oscdimg.exe があるので、それを使用する事になります。

  • 64ビットWindowsを使用している場合は、amd64 か x86
  • 32ビットWindowsを使用している場合は、x86
  • Itaniumを使用している場合は、ia64

の中の oscdimg.exe を使います。
ia64を使用する場合はほとんどありませんね。

Windows Automated Installation Kit をインストールしたくない人は、KB3AIK_JA.isoイメージ内のルート直下にある Neutral.cab の中を見ましょう。

  • F1_oscdimg が、x86のoscdimg.exe
  • F2_oscdimg が、ia64のoscdimg.exe
  • F3_oscdimg が、x64のoscdimg.exe

となりますので、任意の場所に取り出した後、oscdimg.exe とリネームしましょう。
(こちらの方が簡単かもしれませんね)

これでoscdimg.exe の取り出しは完了しました。

oscdimg.exe コマンドでブート可能にする

いよいよ起動可能なイメージ作成に取りかかります。

任意のドライブに適当なフォルダを作成し、その中にWindows7のインストールDVD内のフォルダ、ファイルを全てコピーします。
Windows7 のエディションは、もちろん何でも大丈夫です。
今回は C:¥win7 を作成し、その中にコピーしました。

フォルダの更新日時を変更したくないというこだわりのある人(私の事です)は、Fire File Copy を使用しましょう。

そして問題のei.cfgを削除します。
今回のケースのフルパスだと C:¥win7¥sources¥ei.cfg ですね。
削除すると、親ディレクトリであるsourcesの更新日時が更新されてしまいます。
それは嫌だという人(これも私の事です)は、ChTime を使用し、元の更新日時に戻しましょう。

Fire File Copy も ChTime も、インストール不要なのでおすすめです。

そしてコマンドプロンプトを開き、上述のoscdimg.exeがある階層に移動し、下記の様に実行すると D:¥win7multi.iso というブート可能なisoイメージが作成されます。
下記枠線内をコピーしていただくと確実です。

oscdimg.exe -u1 -m -o -bC:¥win7¥boot¥etfsboot.com -lWIN7MULTI C:¥win7 D:¥win7multi.iso
  • -b 及び -l の後にはスペースを挿入していないので、お気をつけください。
  • -l の直後には、作成されるDVDイメージのボリュームラベルを指定します。
    今回は WIN7MULTI となります。
  • D:¥win7multi.iso の部分には、作成されるisoファイルを指定します。
    C:¥win7 と D:¥win7multi.iso は、物理的な別HDDを指定した方が早いし、HDDにかかる負担が少ないです。

作成された win7multi.iso をライティングソフトでDVDメディアに焼きブートすると、見事インストールするエディションの選択画面が現れます。


Windows7インストールディスクのボリュームラベル

参考までに、私が所有するWindows7インストールディスク4種類のボリュームラベル(ボリューム名称)を記述しておきます。

アップグレード版・プロフェッショナル・32ビット・SP無し
GRMCPRFRER_JA_DVD
how-to-make-windows7-all-edition-install-disc_04
アップグレード版・プロフェッショナル・64ビット・SP無し
GRMCPRXFRER_JA_DVD
how-to-make-windows7-all-edition-install-disc_05
DSP版・ホームプレミアム・32ビット・SP1
GSP1RMCHPFREO_JA_DVD
how-to-make-windows7-all-edition-install-disc_06
DSP版・ホームプレミアム・64ビット・SP1
GSP1RMCHPXFREO_JA_DVD
how-to-make-windows7-all-edition-install-disc_07

8 Responses to “Windows7 全エディションインストールディスク作成”

  1. 匿名 より:

    すでにインストールされたWindows7から上位のエディションへは、この方法を使って、アップグレードできますか?

    • web管理者 より:

      いえ、この方法はクリーンインストールを前提とした手法です。
      まずはインストールディスクをご用意する必要がありますよ。

  2. 匿名 より:

    windows7 インストールDiskを捜していたのですが、
    見つけたのは、64bitかX86のどちらのDiskかが
    分からなかったのですが
    GRMCPRFRER_JA_DVDがX86
    GRMCPRXFRER_JA_DVDがX64
    これで、X86がインストールできます
    ちなみに
    GSP1RMCHPXFREO_JA_DVDはSP1のX64とわかるようになりました
    ありがとうございます

    • web管理者 より:

      ご訪問及びコメントありがとうございます。
      以前はボリュームラベルの文字列だけをアップしていたのですが、以外とボリュームラベルで検索して来られる方が多いので、証拠画像(?)のプロパティ画面もアップした経緯があったのです。
      お役に立てて何よりです。
      また是非お越しくださいませ。

  3. 匿名 より:

    教えていただきたいのですが、windows7PCに付属していた再セットアップディスクで起動しない場合も有効な手段でしょうか?

    • web管理者 より:

      こんにちは。
      この方法はWindows7のインストールディスクを対象とした手法です。
      再セットアップディスクといったものとは別問題になります。

  4. しんちゃん より:

    コメント失礼します。
    「Operating System not found」
    FMV blbioのノートパソコンです。
    何とか直したいの、ですが、よろしくお願いいたします(>.<)y-~

    • web管理者 より:

      しんちゃん さんへ。
      ハードディスク(or SSD)に異常が発生した可能性大です。

      もしくはHDD以外のデバイスから起動しようとしているのかもしれません。
      CDやDVDやBD等の光学メディアや、USBメモリ、フロッピーディスクといった物を全て抜いた状態で起動してみてください。

よろしければコメントをどうぞ

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