「これはハードウェアに問題がある可能性があります」の原因はケーブルかも

Windows7システムがしょっちゅう固まるので、イベントビューアで確認したところ

これはハードウェアに問題がある可能性があります。
問題の診断についての詳細はハードウェア製造元に問い合わせてください。

といったエラーを発見しました。

この問題の切り分けを行い解決しましたので、紹介します。

I/Oに問題あり

このイベントビューアの画像は次のようになります。

OSによるサービスを受けるまでに異常に長い時間(60秒)がかかりました。
さらに、このファイルへの0の他のI/O要求も、この問題に関する最後のメッセージが~秒前に投稿されてからサービスを受けるまでに以上に長い時間がかかりました。

とあります。
「異常に長い時間」を「以上に長い時間」と誤訳しているのは置いといて
C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Microsoft\Windows\WebCache\WebCacheV01.dat
へのアクセスに異常に長い時間を要するという不具合が発生しているのです。

SSDにチェックディスクを行うが異常無し

このように、どうやらHDDへのアクセスに関して不具合が出ている感じです。
不良セクタが発生した可能性も考えられます。

しかし当方の環境はHDDではなくSSDなので、ハードディスクと違いそうそう壊れるとは思えません。

加えてメモリは積めるだけ積んでなるべく大きなRamDiskを作成し、各種作業領域やテンポラリーファイルは全てRAMディスク内で行っているので、使用時間が1万時間近いのに総書き込み量はわずか2T程度です。

なので壊れる事はあまり考えられないのですが、念のためSSDにチェックディスクをスケジューリングし、Windowsを再起動。
チェックディスクが完了してWin7が立ち上がった後にイベントビューアを確認したのですが、不良セクタが見つかったといった旨のエラーはありませんでした。

SATAケーブルを交換する

となると、後は考えられるのはSATAケーブルの不良です。

ちなみにケースはFractal Designの「Define C Window」を使用しています。

このケースはマザーボードの裏側に2.5インチシャドーベイを確保するという工夫が凝らしてあるのです。
それゆえ図のように、ケース右側面にケーブル類が集約できるので、ケース内の配線が非常にすっきりとするのです。

そしてこのMB裏側に設置したSSDまでSATAケーブルを回した時にも気になっていたのですが、どうしてもSATAケーブルによじれが発生してしまうのです。
図のように平面タイプのSATAケーブルを使用したので、そのよじれによってコネクタ部に負担がかかりそうなのは分かっていたので、なるべく負担をかけないようにシリアルATAケーブルを配線しました。

とはいえ、側面の蓋をした時にSATAケーブル若干ながら押しつぶされるような感触があり、やはりコネクタへの負担は気になっていたのです。

なのでこの平面タイプから丸いタイプのSATAケーブルに交換し、コネクタ部の負担を軽減させてみました。

すると、前述のようなシステムが反応しなくなるという不具合が見事解消したのです。

このSATAケーブルはマザーボードに付属していた物なので、品質も決して高くは無かったでしょうから、それも原因の一つなのかもしれません。
なにはともあれ、よじれるように設置せざるを得ないのなら、SATAケーブルは平面タイプではなく丸いタイプの方が良いという事でしょう。

今回交換した丸いSATAケーブルは、オウルテック製「OWL-CBSATA-SS100(SL)」です。


ラッチが付いていますし、長さが1mあるので取り回しも随分と楽です。

配線すっきりで手入れも楽々

無事にこの問題解決する事ができました。

ケース右側面にケーブルを配線する事によって、ケース内はこのように非常にすっきりとしているのです。

「Define C Window」には5インチベイは一切ありません。
もはや光学ドライブを使う機会はほとんどありませんので、それを省く事によって小さいケースを実現しているのです。

SSDも通常のSATAではなく、M.2を使えば今回のような不具合にあわずに済んだ事でしょう。
M.2 SSDのレビューは、下記記事をご参考にしてみてください。

KB2990941のダウンロード。Windows7でm.2 SSDを使うために

M.2 SSDの冷却ヒートシンク取り付け方法を図解しレビュー!ファン無しで十分冷える

配線も無くせてすっきりするので、M.2 SSDはおすすめです。

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