A10-7890K, A88M-G/3.1, DDR3-2400で3画面出力を行った

AMD・AシリーズのSocket FM2+ 最後にして最高性能を誇る、開発コードネーム「Godavari」コア採用の「A10-7890K」が2016年3月1日に発表され、3月18日に発売開始となりました。

そしてそのA10-7890Kに相応しいマザーボード「A88M-G/3.1」がASRockから発売されています。
注目すべきはA10-7890KがサポートするDDR3-2133を超えて、DDR3-2400のオーバークロックメモリーに対応しているところです。
また、DVI, HDMI, D-Sub の3画面同時出力が可能と公式がうたっています。

メモリは一時期の高騰状態から随分と値下がりしましたし、上記マザーボードでDDR3-2400がサポートされる事から、G.Skill の「F3-2400C11Q-32GAB」に興味が涌きました。

結局上記3製品を購入しましたので、レポートいたします。

結論から言うと、DDR3-2400 で動作しましたし、3画面同時出力も可能でした。

APUは、AMD A10-7890K

現段階でのAMD APUの最上位モデルです。

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型番は「AD789KXDI44JC」です。

とてもリテールクーラーとは思えない大きな Wraith Cooler が同梱されています。
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ファンの直径を計測すると約85mmです。
世の9cmファンの実寸直径が約85mmですので、このWraith Coolerのファンは9cmファン相当ということになります。

マザーボードは、ASRock製「A88M-G/3.1」

マザーボードは「A88M-G/3.1」をチョイスしました。
選択した理由は

  • 小さいケースに入れたいので、MicroATXである事
  • Aシリーズ用チップセットの最新版である「A88X」搭載である事
  • DDR3-2400をサポートしている事
  • 3画面同時出力が可能と各種大手メディアに掲載されているし、公式でも「トリプルモニターに対応」と明記してある事
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この4点を満たしている事で、選択肢のトップに躍り出ました。

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メモリは、G.Skill の「F3-2400C11Q-32GAB」

メモリ選択の条件としては

  • RAMディスクのためにメモリはなるべく多く積みたいので、8GB * 4枚 の32GBセット
  • マザーボード「A88M-G/3.1」が PC3-19200 をサポートしているので、XMPで DDR3-2400動作するオーバークロックメモリ

です。

G.Skill 製の下記3点が候補に挙がりました。

型番 高さ SPD
F3-2400C11Q-32GAB 33mm 1333MHz
F3-2400C11Q-32GZM 40mm 1600MHz
F3-2400C11Q-32GXM 40mm 1333MHz

いずれもXMPでDDR3-2400で動作するとはいえ、2番目の製品のSPDが1600MHzな分、地力が強そうなので良いかなと思いました。

ただ、12cmファン搭載のサイドフロータイプのCPUクーラーを多用してきた私としては、背が高いメモリだとCPUクーラーのヒートシンクと干渉するかもという事が気になります。
干渉しては元も子もありません。
ここは手堅く、1番背が低い「F3-2400C11Q-32GAB」をチョイスしました。

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ケースはAeroCool製「QS-240 Window」

そしてケースも新規に購入する事に。
とにかくコンパクトで軽い事を優先した結果、AeroCoolの「QS-240 Window」に決定しました。

リアに標準装備されている、3PINの12cmファンの型番は「DF1202512SELI」となります。
DF1202512SELI
電流は0.16Aと記載されているのですが、何回転で回るのかは記されていません。

web上で同じ型番「DF1202512SELI」の12cmファンを発見しました。

こちらは0.14Aで1600RPMとなっています。

なので、QS-240 Window に標準装備の12cmファンは、
1600 * 0.16 / 0.14 = 約1800回転だと推測する事ができます。

もしこのファンが壊れた時の買い替えの際に、少しは役立つ情報かもしれないので、メモ代わりに記述しておきます。

組み立てた結果

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A88M-G/3.1 に Wraith Cooler を取り付け、F3-2400C11Q-32GAB をインストールした図です。

Wraith Cooler と メモリには、わずかながら隙間を作る事が出来ました。
定規を当てて計った所、だいたい1.7mm位でした。

この画像から背の高いメモリを選択しても、結局は干渉しないという事がご理解いただけると思います。
なので、SPDが1600MHzの「F3-2400C11Q-32GZM」を購入するのが正解だったという事です。

ただ、メモリとの間隔を空けるために、Wraith Cooler を若干左寄りに設置しています。
上記画像中に赤い線を引いたのですが、がやや左に倒れている事からも分かると思います。

カメラアングルのせいで随分と傾いている様に見えますが、実際は下図の様にそれほどは傾いていませんので安心です。
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Wraith Cooler とメモリの間隔を1mm位まで詰めれば、ほぼ真っ直ぐに設置できる事でしょう。
A88M-G/3.1 は上手いこと設計されているのでした。

気になっていた干渉は何も問題なかったので、いよいよ電源を入れて稼動させてみる事にしました。

DDR3-2400で動作 及び 3画面出力の検証は、後編の
F3-2400C11Q-32GAB は A88M-G/3.1 でDDR3-2400で動作した
をご覧くださいませ。

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